ジェネリック医薬品のデメリットとは?

ジェネリック医薬品は、安価で先発薬と同等の薬効があるといわれ、患者にとっては高いメリットが期待できそうですが、なかには安易なジェネリック医薬品転換に懐疑的な人もいます。

ジェネリック医薬品のデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。


副作用の可能性が高め

ジェネリック医薬品は、厳密に言えば先発薬と同じ物ではありません。 ほとんどのジェネリック医薬品は、有効成分は同じでも、その他の添加物は異なります。 このため、特にアレルギーが出やすい体質の人は、添加物にアレルギー反応を起こすことが少なくありません。

もちろん、先発薬でもアレルギー反応を起こす人はいますが、承認のチェック項目が少ないジェネリック医薬品では、より多くの人がアレルギーを起こす可能性があることが指摘されています。

特に薬は、具合の悪いときに用いるものですから、アレルギー反応が強く出る可能性があります。 湿疹や吐き気など、気になる症状が見られたら、即刻使用を中止して、医師や薬剤師に相談した方が良いでしょう。


効き目が先発薬と異なる場合がある

これも添加物が関係する話となりますが、薬は有効成分だけで出来ているわけではありません。 表面のコーティング剤やカプセルなどによって、効き目が出る時間を調整し、胃から吸収するのか、腸から吸収するのかなど、吸収するまでの時間が計算されている場合が多いものです。

薬は4種類の特許で保護されています。 新しい化学構造の物質が医薬品に使用できることを発見した際に与えられる物質特許、既存の医薬品の新しい製造方法を発見したときに与えられる製法特許、錠剤やカプセルなど医薬品の形状にまつわる製剤特許、既存医薬品の新しい効能や効果を発見したときに与えられる用途特許となりますが、このうち物質特許が一番最初に特許切れとなります。

ジェネリック医薬品製造者は、この時点で新たな医薬品を製造販売するわけですが、この段階ではまだ製剤特許は切れていない場合がほとんどですので、コーティング剤やカプセルなどは新たなものを使用しなければなりません。

このため、効き目の感じ方や持続時間、また薬効そのものも先発薬とは異なる場合が多いのです。


新薬が開発されなくなる?

ジェネリック医薬品の使用が増加すると、新薬開発を主に行っている製薬会社が、新薬の開発を手控えるのではないかと懸念されています。

1つの薬を開発するためには、10年以上の長い歳月と膨大な研究開発費が必要となります。また、それだけのコストをかけても新薬が売れない場合もあり、新薬開発には大きなリスクが伴います。

ただでさえハイリスクな新薬開発ですので、今後も国がジェネリック医薬品を後押しし、先発薬の販売期間が実質的に短縮されるとなれば、わざわざコストをかけて、新たな薬を生み出す価値を見いだせなくなる可能性が高いと考えられます。

現在は、日本の製薬会社は世界に引けを取らない技術レベルを保っていますが、今後もこのような状態を維持できるのかどうか、多方面から懸念の声が上がっているのです。

すでに大手の製薬会社では、海外の会社と合併し、拠点を海外へ移すような動きも見られます。 今後、日本が医薬品の後進国となるのは、少し残念な気がしますね。




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