ジェネリックだからこその工夫とは?

価格が低いということ以外にも、ジェネリック医薬品ならではのメリットがあります。それは先発薬がある程度長い期間、流通していたからこそ、実際に使用してきた患者さんや医師からの声を開発に活かせることです。

ここでは、そんなジェネリック医薬品の工夫について見ていきましょう。


患者さんにとって、もっと飲みやすい薬に!

シャーレ たとえば錠剤が大きすぎて、高齢者にとって飲みにくかった薬があります。ジェネリック医薬品を開発する段階では、そういった患者さんからの生の声がすでに届いているため、小さく飲みやすいサイズに変えることが可能です。

また子どもに錠剤を飲ませる場合など、1錠を半分に割らなくてはいけないこともありますが、ジェネリックでは簡単に手で割りやすいものも登場しています。これならわざわざ包丁を取り出す必要もありませんね。

子どもといえば、粉薬は苦味が強くてなかなか飲まないといった声もよく聞かれます。ジェネリックではこれも開発に活かして、添加物を変えることで飲みやすい味にすることもできます。逆にいえば、「これまでと味が違うから飲まなくなった」ということも起こり得るのですが、そのような場合は医師と相談の上、先発薬を使い続けたほうが安心かもしれません。

また飲み間違いを防ぐため、薬1つひとつに商品名を印字するなどの工夫がみられるものもあります。特に最近では高齢化社会が進み、薬を服用するお年寄りが増えているため、「より分かりやすく、より飲みやすい薬を」という意識が医療業界では高まっているのです。


医療従事者にとって、もっと扱いやすい薬に!

ジェネリック医薬品では、薬を取り扱う医師や看護師、または調剤する薬剤師さんにとっても、より扱いやすい工夫がおこなわれています。

たとえば注射薬を、最初から注射筒に入れた「シリンジ製剤」にするジェネリック品がみられます。医師が薬を用意する手間を省けるのはもちろん、人の手による作業を減らすことで菌の混入を防げるのもメリットです。 また薬のシートに商品名を大きく表示することで調剤しやすくしたり、湿度に強い形状にしたりと、さまざまな改善がおこなわれています。

いわば公的サービスが民間サービスになったかのような、ジェネリックだからこそできる工夫がたくさんある、ということなのです。




ジェネリックにまつわる問題

ジェネリック医薬品のメリット

ジェネリック医薬品の安全性

ジェネリック医薬品を活用するために

ジェネリックメーカーの挑戦

Copyright(c) ジェネリック医薬品の疑問を解決! All Rights Reserved.