ジェネリックの個人輸入は危険?

先発薬よりも安い値段で購入できるジェネリック医薬品。それをさらに安く買えてしまうのが、インターネットの個人輸入です。 数々の業者が、世界中のジェネリック医薬品を安価に販売していますが、処方箋なしに買える個人輸入には危険もあることを心得ておきましょう。


簡単かつ安いけれど…

インターネットの普及で、医薬品の常識も大きく変わってきました。従来は処方箋がないと買うことのできなかった薬を、いくらでも個人的に手に入れられるようになったのです。

これまで何度か使用してきた薬であれば、いちいち病院で医師の処方を受け、調剤薬局で受け取るのが面倒になってしまう人もいるのではないでしょうか?そういった手間を省くことができ、しかも正規より安い値段で買えるのだとしたら、個人輸入に頼りたくなる気持ちも理解できます。

しかし顔の見えない業者から安易に購入するのは、危険もともないます。他の商品ならともかく、医薬品となると安全性はもっとも重視されるべきポイントです。実際、ネット購入した薬には偽造品や粗悪品も多く、中には重大な副作用がみられるケースもあります。 過去には、個人輸入で海外の「やせ薬」を購入した日本女性が死亡するという事故もありました。

日本でも、ドラッグストアなどで処方箋なしで買える「大衆薬(一般医薬品)」については、ネット購入が事実上解禁となりましたが、処方薬はそうは行きません。安全性の面からいっても、ジェネリック品や先発薬を個人輸入するのは危険と覚えておきましょう。


公的な救済制度もなし!

ジェネリック医薬品でいえば、もっとも買いたくなるのがインドのものです。インドでは特許システムが独特なため、本来ならまだ特許の切れていない新しい薬のジェネリックも誕生しています。

たとえばバイアグラは2014年には特許満了を迎え既に国内でも厚労省認可のジェネリックは発売開始されていますが、それ以外のED治療薬(レビトラ・シアリスなど)は、まだ特許が切れていない薬です。日本での正規ジェネリックを待てない方たちが、安価で手軽であることからインド産のED治療薬を個人輸入しています。

しかし「本物のジェネリック品」なら問題はないかもしれませんが、ネット上には有効成分が規定量よりかなり少ない粗悪品なども流通しています。実際にインドに行って買いつけられるわけではない以上、業者を信頼するしかないのが現状です。

また日本には「医薬品副作用被害救済制度」といって、正規に購入した医薬品で何らかの副作用や障害が起こった時、治療費や療養費を給付してもらえるシステムがあります。しかし個人輸入で買った医薬品で何かトラブルがあっても、対象にはなりません。
被害にあっても公的救済無し - バイアグラ個人輸入に潜む罠

ED治療薬をはじめ、保険適用外で高価な薬においては特に、個人輸入は魅力的に思えるものです。しかし安全性からいえば、決しておすすめはできません。


病院での処方なら未認可のED薬でも安心?

個人輸入でインド製のジェネリックやその他海外のジェネリックを購入するのは危険であることは先に述べてきましたが、それが国内の病院での処方であれば安全なのでしょうか?
答えは「ノー」です。

理由はこれら海外製のジェネリックは国内では正規ルートが無いので、いくら病院でも100%本物のジェネリックを仕入れることが不可能だからです。新薬は開発にかかった費用を回収するためにある一定期間、独占して発売できる権利、つまり特許があるわけです。この法律により新しい薬が開発され国民の健康にも一役かっているわけですから特許を無視した海外のジェネリックの正規ルートが存在するはずがないわけです。さらにED治療薬等は海外製のジェネリックの需要が見込めるため多くの悪徳業者が目を付けて偽物を流通されやすいという危険もあるのです。

病院からの処方でも当然「医薬品副作用被害救済制度」の対象にはなりません。万が一のことがあっったら後悔することは目に見えているので服用するお薬は日本の厚労省の認可を得た正規品だけにしたほうがよいでしょう。
参考元→海外製ジェネリックの安全性 - バイアグラ個人輸入に潜む罠




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