複数のジェネリック品、効果はどれも同じ?

ある薬の特許が切れると、複数の後発品メーカーがジェネリック品を製造します。有名な薬であればあるほど、多数の会社がこぞってジェネリック品を出すのですが、その形状や添加物などは各社によってさまざまです。


1つの薬に複数のジェネリックが

たとえば、有名な解熱鎮痛消炎剤「ロキソニン錠60mg」のジェネリック品をみると、「ノブフェン錠60mg」「レトラック錠60mg」「ロキフェン錠60mg」「ロキペイン錠60mg」などなど、実に20種類以上もの製品が発売されています。広く用いられている薬ですので、ジェネリックの数もどうしても多くなるのでしょう。

いずれも有効成分と、その含有量は同じですが、たとえば錠剤の大きさや味、においなどは異なることもあります。各社とも、それぞれ「より飲みやすい薬」にするよう、工夫をこらしています。

もちろん、すべて生物学的同等性試験などで先発薬との効果の差がないことが確認されていますので、効き目は同じです。ただ使い勝手の良さは、患者さんによって違いがあるかもしれません。


ジェネリックの銘柄は指定できない

基本的にジェネリック医薬品は、患者さんが自由に選べるものではありません。第一、薬局が複数のジェネリック品をすべて取り扱うことは不可能です。つまり、行きつけの薬局がどの製品を置いているかによります。

薬局は、それぞれ独自にジェネリック品を調べ、安心して患者さんに使ってもらえる製品を検討します。同じロキソニンのジェネリックでも、置いている薬は薬局により異なるのです。

患者さんが選べるのは、あくまで「先発薬か、ジェネリックか」という点のみとなります。どうしても特定のジェネリック品にこだわる場合は、それを扱っている薬局に通うしかありません。


重複を防ぐためにも、おくすり手帳を

ジェネリック品が複数出ていることの弊害としては、違う医療機関から処方された薬が、実は同じものだった、というケースです。ロキソニンの例をみても分かる通り、同じ有効成分を同じ量含んだ薬であっても、その名称は会社によってさまざまです。 素人が製品名だけで判断することは難しいため、知らないうちに同じ内容の薬を複数飲んでしまう危険性があります。

これを防ぐには、おくすり手帳の活用がおすすめです。複数の病院でもらった薬を、すべて1冊で管理することで、薬剤師が薬の重複に気づくことができます。 現在、おくすり手帳に貼るシールの発行料は無料ですので、ぜひ利用してみましょう。




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