どうして国はジェネリックを推進しているの?

テレビCMにポスターにと、国を挙げて普及活動をおこなっているジェネリック医薬品ですが、医療も保険制度も高品質な日本でなぜ、ジェネリックを使う必要があるのでしょうか? そこには、厳しい国家医療財政の問題があります。


少子高齢化で医療財政がひっ迫!

言うまでもなく私たちの医療は、健康保険制度によって成り立っています。誰もが好きな時に好きな病院にかかり、しかも少ない自己負担で医療や薬の処方を受けられるのも、すべては健康保険のおかげです。

しかし3割負担であれば、残り7割の料金はどこから支払われるのでしょうか?もちろん加入している保険者からです。しかし加入者が月々納めている保険料だけでは賄いきれず、国の税金が投入されている現状があります。

特に少子高齢化が進む中、保険料を支払う世代が減り、医療を受ける世代が増えるという事態になっています。2009年度には国民医療費は36兆円にのぼり、10年前と比べて5兆円も増加しました。 今後も団塊の世代が70代を迎えていく中、さらに医療費財政はひっ迫するものと予想されます。

日本の素晴らしい国民皆健康保険度を維持するためにも、国民全体で医療費の節約に励む必要があります。そこで薬価の低いジェネリック医薬品の活用が叫ばれているのです。


健康保険制度を維持するために

35兆円を超える医療費の中、約5分の1を占めるのが薬剤費です。ジェネリックの使用がさらに普及すれば、この薬剤費の削減に役立つことは間違いありません。

2007年10月に、国は「後発医薬品の安心使用促進プログラム」というものを掲げ、2013年3月までに医薬品の3割をジェネリックが占める目標を立てていましたが、実際はまだ達成されていません。日本では後発品への抵抗感が強いことと、先発薬でも薬代が安いことから、インセンティブがはたらきにくいと考えられています。

しかしジェネリックを処方した医師に、報酬を加算するなどして、国もその普及に努めています。私たち国民にとっても、保険料が値上がりしたり、国民皆保険制度が崩壊したりすることは避けたいところではないでしょうか?

ジェネリック医薬品に関する正しい知識を得て、安全性を確認しながら、積極的に利用していきたいものです。




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