後発品メーカーは本当に信用できる?

日本でなかなかジェネリック医薬品の普及が進まない原因の1つに、「後発品メーカーに対する不安感」があるといわれています。実際、医師の中にも「メーカーに対する信用のなさ」からジェネリックに否定的な意見を持つ人が多いようです。


一流メーカーの作った薬じゃないと、安心できない?

近年、食品でも日用品でも家電でも、あらゆるジャンルのものに「プライベートブランド」や「ジェネリック品」が登場しています。ブランド製品と品質に変わりなく、価格は圧倒的に安いことが売りであり、実際に多くの消費者から支持されています。

しかし医薬品となると、話はやや違ってくるようです。特に日本人は、聞いたこともないようなメーカーの作る薬に対して、無意識のうちに拒否反応を持ちやすいといわれています。それがジェネリック医薬品のシェアの低さにもつながっているのかもしれません。

実際、国内の後発品メーカーは年々増える一方となっています。売り上げランキングの上位には、「日医工」や「沢井製薬」、「テパ製薬」や「東和薬品」といった、CMでも名前を聞いたことのあるメーカーが並んでおり、このあたりであれば消費者の信頼感も高いといえそうです。

また「第一三共エスファ」など、最近では新薬を開発する大手製薬会社の中にもジェネリックを扱うようになったところがありますが、こういった会社もブランド力があるため安心感が高いといえるでしょう。

しかし他には、多くの人が名前も聞いたことのないような零細企業もたくさんあり、それが不安感につながっているようです。「家電ならジェネリックでいいけれど、薬はやっぱり有名な一流会社のものがいい」と思う日本人は、まだまだ多いのが現状なのです。

その不安感は、医師たちの間にも広がっています。一流メーカーが長い年月と莫大な開発費をかけて作った新薬とは違い、ジェネリックは信用できないと思っている医師は非常に多いのです。

ですからジェネリックに慎重な医師であればあるほど、ある程度有名なメーカーのものや、一定の効果が確認されたものしか扱いたがらない傾向にあります。今はまさに、その「ふるい分け」をしている時期だといえるのでしょう。

こういった日本人の傾向は「ブランド崇拝」と呼ばれることもありますが、こと医薬品に関しては安全性が第一ですから、慎重になるくらいでちょうどいいのかもしれません。今後、そのような厳しい医師に認められた「本当に信頼できるジェネリック医薬品」が生き残っていくことになると思われます。

ちなみに後発品メーカーの企業団体として、「日本ジェネリック製薬協会(JGA)」があり、多くのメーカーが加盟しています。ジェネリック医薬品の安全性と信頼性の向上を目的として活動しており、さまざまなイベントも開催していますので、ジェネリックに興味のある人はチェックしてみてください。




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